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北海道・塘路で釧路湿原を眺めながら入るSL風サウナが完成しました!

こんにちは。

The Sauna支配人の野田クラクションべべーです。

 

北海道・塘路(とうろ)で、釧路湿原を眺めながら入れるSL風サウナが爆誕しました。

 

クラウドファンディング(北海道唯一のSLが走る塘路で【釧路湿原を眺めながら入る絶景サウナ】を作りたい!)にチャレンジさせてもらい、200万円目標のところ3,182,500円(4月22日現在)集めることができました。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます

 

以前、プロデュースさせてもらった「ume,sauna」に続き、今回もサウナの部分で関わらせてもらいました。

本記事では、制作に至るまでの過程やコンセプト、実際に出来上がっていく様子をご紹介したいと思います。

 

オタクではない、ギークな人が集まる宿「THE GEEK」

THE GEEK(ざ ぎーく)のGEEKには、自分の好きを追求するクールなオタクという意味が込められています。

釧路は、道内のなかで長期滞在をする人が1番多い場所として知られています。鉄道、カヌー、ホーストレッキング、サウナ、キャンプ、釣り、バードウォッチングなど……自分の趣味を深堀りするには最高の場所です。

 

もともとユースホステルだった場所を改装して、落ち着く空間に仕上がっています。

これから、どんどんアップデート予定でより良い空間に仕上がっていくこと間違いなし。

 

実際に、塘路の町を視察しにいったときに度肝を抜かれました。

ホテルのテラス席からは釧路湿原を一望でき、駅には鹿とか狐とかが普通にいる……。アニマルランドのなかに、ホテルがある。そんな場所でサウナを建てられるのか……と。

 

あ、あと庭に、めちゃくちゃ白樺の木が生えていて、水風呂に入りながら白樺眺めたい! って思いましたね……。サウナ入って生ヴィヒタ……ヨダレ出そう。

 

住所: 〒088-2264 北海道川上郡標茶町塘路原野北7線49番43

東京から飛行機で1時間半、そこからレンタカーを使って40分。それか、釧路駅までバスで行き電車で北海道旅客鉄道釧網本線「塘路駅」が最寄りになります。

オススメは、レンタカー。釧路は本当に広いので、車があったほうがなにかと便利です!

あ、あと釧路空港は最近「Peach」が開通(成田空港、関西空港)されたため、かなりお得に行くこともできるんですよ〜〜!

 

「ここ、冬になるとSLが走るんですよ」

さて、どんなサウナを作ろうか。

ブレストを重ねるなかで、オーナーの達川さんが「ここ、夏はノロッコ号っていうトロッコ列車が走り、冬になるとSLが走るんですよ」と。

ほかにも「夜の24時を過ぎると駅の電車が消えて、空から星が落ちてくるような景色になるんですよ!」とか、「夜、暗いなかを電車が走ると銀河鉄道777みたいな感じにもなる」みたいなことをいうんですよ。

 

よし、じゃあ、サウナを電車で運ぼう!

 

そこで、奈良県・山添村の「ume,sauna」を手掛けたようび建築設計室さんに相談しました。
「コンテナをベースにして、サウナにしましょうか」

毎度毎度、無茶ぶりに対してリアリティある意見をくれるのがようびさんたち。

なんでも、コンテナであれば規格サイズだし、電車輸送もできるし、実現できますよ! と。さらに、雪にも強いという部分もあったので、即決でアイデアが採用になりました。

また、中古コンテナで使われていないものがかなり余っているらしく、そういったコンテナをサウナとして再利用できるんだぞ! ということも伝えていきたいという背景もあります。

実際の製作工程

まずは、こちらの動画をみてください。

 

どうですか??

岡山県の西粟倉で実際にサウナを作って、電車で運び、北海道の塘路にサウナが誕生したわけです。ここからは、写真でその様子を一つひとつお伝えしていきます。

 

こんな感じのコンテナをサウナにしていきます。

 

釧路はマイナス20度くらいになるので、断熱材は寒冷地では最高基準の量を吹いてもらいました。生クリームみたいで美味しそう。

 

今回の目玉であるサウナベンチはこんな感じの角材を使っていきます。

 

電気チェンソーを使い、エンジンも環境に優しいものを使用しました。ガソリンだと匂いとかがついてしまうことがあるとのことで。

 

こんな感じで少しずつ……削っていきます。

 

2日くらい現場を見てたんですけど、全然進んでなくて、これマジで完成するのかな?? と不安になるくらい繊細な作業でしたね……。

 

西粟倉在住の室岡(むろおか)さんもこの顔。思わず笑っちゃってます。無茶な仕事ふってごめんなさい(笑)。

 

今回の設計も「ume,sauna」に続き、塚本さん。いつも無茶ぶりにもちゃんと答えてくれてすごい。あと、眼鏡が丸い。

 

サウナベンチ制作はその後も続き……

 

 

 

 

 

 

そして、できたベンチがこちら。

ベンチだけで、3週間かかったそうです……。もう、言葉がでません。釧路湿原の眺めと、ベンチの心地よさが融合して、なんともいえない気持ちになるでしょう……。



運んだ際の様子は、ぜひ動画をご覧ください。

電車で、コンテナで運ばれてきたサウナ。感慨無量です。

 

サウナ室からはこんな感じで電車が見えます。

たまに、鹿とか狐とかいて、サファリパーク感がすごいっす。

 

サウナに入る丸窓から、モキ製作所の「サウナストーブ」が。丸い窓から丸い火を眺める……めちゃかわいいっす。

 

サウナ室の取手は、SLの運転室にあるハンドルをイメージしました。

 

風除室からでると桟橋風のウッドデッキがあり、先端には水風呂を設置します。なんか、桟橋から水風呂に飛び込む……ってロマンありますよね。

 

水風呂からの景色はこんな感じ。

白樺に葉っぱが色づきはじめれば、より最高の景色に。個人的にはここからのビューが1番です。

 

サウナ前には芝生を植えるそうです。走り回りたい……。

 

外壁には、コンクリート系の素材を使い、SL感を出しました。

 

白いドアがまたいい。

 

こんな感じで、完成に至りました〜!

煙突からモクモクすると本当にSLみたいになるんですよ〜! ここからさらに進化していくTHE GEEK SAUNAが楽しみです!

 

最後は、オーナーの達川さんとパシャリ。

人当たりがめちゃくちゃいいし、優しいし、ご飯も作れるし、なんでもできるので、嫉妬しています。ぜひぜひ、絶景サウナでととのいに来てください〜〜!

 

 

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細かい製作工程は、「THE GEEK」のInstagramで追えますので、サウナ作りの美しい軌跡を見たい方はぜひ〜!

さいごに

サウナを電車で運びたい! そんなむちゃくちゃアイデアを飲んでくれたTHE GEEKのみなさま。実際に実現させてくれたようびのみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。

トラックで運んだほうが費用は安いし、いろいろと融通が効くこともあったのですが、電車で運ぶというロマンを感じたかったし、サウナベンチもあのカービングの手間に多くの人が感動すると思ったんです。

THE GEEKは、2泊、3泊……できれば4泊くらいして、釣りしたり、カヌーしたり、サウナしたり……。ゆっくりと、釧路の大自然を満喫してもらい、最高の時間を過ごしてもらえればと思っています。

 

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土日などは早く埋まってしまうこともあるそうなので、お早めのご予約をオススメします〜!

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この記事を書いた人
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野田クラクションベベー

The Sauna、LAMP野尻湖支配人。 サウナが大好きすぎて、東京から移住してサウナを作っちゃいました!身も心も温められるように、がんばります!